「原発いらない」 長崎、佐世保 市民団体が抗議集会

 玄海原発4号機の再稼働を受け、脱原発を訴える長崎市の市民団体は16日、長崎市中心部の鉄橋で緊急抗議集会を開き、「原発はいらない」と声を上げた。
 「さようなら原発1000万人アクション・ナガサキ」「原発ゼロをめざす長崎連絡会」「原発なしで暮らしたい・長崎の会」の3団体が主催。「さようなら-」の代表呼び掛け人の一人、県平和運動センター被爆連の川野浩一議長は「(周辺30キロ圏内の)住民の避難対策が不十分で、関係する首長も反対しているのに、どうして再稼働が許されるのか。国は福島の原発事故をもう忘れたのか」と批判した。
 集会には約70人が参加。再稼働の即時中止を求める決議を読み上げ、「原発なくても電気は足りる」などと訴えた。同日、佐世保市内でも反対集会が開かれた。

原発反対を訴える川野議長(手前)=長崎市、鉄橋

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