爆発4ゴール 数的優位、好機逃さず

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【大分―松本】前半35分、同点に追い付く1点目のゴールを決めて喜ぶ後藤(9)=松本平広域公園総合球技場

 明治安田J2第19節第1日(16日・鳴門ポカリスエットスタジアムほか=9試合)山口が小野瀬の2ゴールで徳島を2―1で下して勝ち点を38に伸ばし、首位に浮上。前節首位の福岡は新潟に0―2で敗れて同35のまま。

 審判のジャッジへの不満がくすぶる松本サポーターの大ブーイングが響き続ける中、前半で数的優位となった大分が4得点で勝利した。公式戦の連敗を止め、片野坂知宏監督は「どういう形であれ、結果として勝ち点3を取れてホッとしている」と胸をなで下ろした。

 開始早々に相手速攻から先制を許した大分だったが、前半22分に敵陣へ抜け出したFW藤本憲明がペナルティーエリア手前で倒され、相手DFが一発退場。10人での戦いを余儀なくされた松本に対し、攻勢を強めた。

 同35分には大分のCKの流れからペナルティーエリア内で競り合っていたDF刀根亮輔が相手に倒され、PKを獲得。ブーイングの中でもFW後藤優介が落ち着いてゴール左に決めた。追い付いた5分後、ゴール正面へのクロスを奥にいた後藤がつなぎ、すぐ後ろの藤本がきっちりと流し込み、勝ち越しに成功した。

 後半は反撃を続ける松本にカウンター攻撃を狙われるなど苦しめられたが、チーム一丸で粘り強く耐えた。1点差のままだったが同38分、途中出場したFW伊佐耕平のシュートを相手GKがはじき、こぼれ球にFW三平和司が走り込み、試合を決定づける追加点を奪った。

 MF宮阪直樹やDF福森直也を欠く大分は、MF丸谷拓也が最終ラインに入るなど、これまでとは異なる選手起用ながらもうまくボールをつなぎ、狙い通りの試合運びを見せた。

 「落ち着いて粘り強くやれた」と6試合ぶりに先発したMF川西翔太。4点目を入れた後藤は「ここで勝ち切れたのは大きい。相手を揺さぶるような動きもできていた」と振り返った。

 次節はホームに暫定3位の福岡を迎える。藤本は「チーム全員で取った勝ち点3。今後も強い相手との対戦が続くが、後半に向けていい流れに持っていきたい」と手応えをにじませた。

【大分4―1松本評】

 前半で1人少なくなった相手に逆転勝ちし、大分は敵地で3戦ぶりの勝ち点3を手にした。

 大分は立ち上がりに先制を許した。だが前半22分、松本のDFが退場処分に。同35分には大分がPKを獲得して追い付き、5分後にFW藤本が追加点を奪った。後半は思うように得点ができなかったが流れを失わず、終盤に2点を加えて勝負を決めた。

一丸で戦ってくれた

 大分トリニータ・片野坂知宏監督の話 選手は準備してきたことをしっかりやってくれた。アウェーで勝てていなかったし、ここで勝ち点3を取ることが大事と思っていた。チーム一丸となって戦ってくれた。

選手コメント

MF丸谷拓也

 相手をスピードに乗せないことを一番に考えた。失点はしたが、入りは悪くなかったし、崩れることなく最後まで1点に抑えられたことは収穫。