歯っぴいフェス 模型ゴシゴシ 磨き方を練習 長崎で

 長崎市歯科医師会(村橋秀夫会長)と同市はこのほど、同市尾上町のJR長崎駅かもめ広場で「歯っぴいスマイルフェスティバル」を開き、多くの親子連れらでにぎわった。
 歯と口の健康週間(4~10日)のイベント。1981年から毎年開催し、今回で38回目。この日は約2100人が来場した。歯の模型を使ったブラッシング指導や、小型カメラによる口内探検コーナーなど14のブースを設置。150人のボランティアが歯と口の健康について丁寧に解説し、子どもたちは笑顔で歯磨きやうがいを練習した。
 全てのブースを回ったという長崎市新戸町4丁目の隈部結心(ゆうしん)君(5)は「口の中をカメラで見たところが一番楽しかった。これからも健康な歯でいたい」と話した。村橋会長は「始まった当時は子どもの虫歯が多かったが、最近は減ってきている。歯の大切さが多くの人に浸透してきたのかな」と目を細めた。

歯の模型を真剣な表情で磨く子ども=長崎市、JR長崎駅かもめ広場

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