五島で働き 古里の未来創ろう 30事業者、高校生に魅力PR

 就職を希望している五島市内の高校生を対象にした地元事業者による説明会が15日、同市三尾野町の市中央公園市民体育館であった。参加した生徒たちは各企業の仕事内容や地域で果たしている役割について学び、今後の参考にしていた。
 県や市、学校などで構成する「五島地区若者定着促進連携会議」が、生徒と地元企業の接点をつくり、若者の島外流出を防ごうと開催。生徒側は五島海陽、五島南、奈留の県立高3校から100人、企業側は建設や製造、宿泊などの業界から30事業者が参加した。
 各企業の担当者は、事業内容を紹介する映像を見せたり、販売中の商品を手に取ってもらったりしながら、働く魅力をPR。生徒はメモを取りながら熱心に耳を傾けていた。五島海陽高3年の萩原大進さん(17)は「休みがしっかり取れそうな会社もあった。地元就職も含め、進路を考えたい」と話した。

事業者の説明に耳を傾ける高校生=五島市中央公園市民体育館

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