いよいよ開幕したワールドカップ。
ここでは、グループリーグFのドイツ対メキシコ戦の注目選手を紹介しておきたい!
マヌエル・ノイアー
ドイツ代表
バイエルン・ミュンヘン所属
GK
No.1
1986年3月27日生まれ(32歳)
前回大会の優勝に貢献した絶対守護神。完全無欠の世界最強GKだったのだが、昨年から長期離脱で今大会への出場が危ぶまれる事態に…。
それでもメンバー入りを果たすと、今月の強化試合でついに戦線に復帰した。
バルセロナのゴールを任される26歳のマーク=アンドレ・テア・シュテーゲンもいるが、ヨアヒム・レーフ監督からの信頼は揺るぎない。
ほぼぶっつけ本番で臨むことになるが、本領を発揮できるだろうか。
ヨシュア・キミッヒ
ドイツ代表
バイエルン・ミュンヘン所属
DF
No.18
1995年2月8日生まれ(23歳)
あのジョゼップ・グアルディオラ監督も惚れ込んだサッカーセンスの塊。
もとはボランチとして台頭していたが、ペップからはCBや右SBなどでも起用された。
指揮官は「ほぼ私の息子。あの子が大好きだ。彼は完全に全てを持っている」とさえ言い放ったほか、レンタルで手放すことも拒否するなど寵愛し続けた。
その後、アンチェロッティ監督のもとで中盤に戻ると今度は得点を量産。おそるべし才能の持ち主!
代表では右サイドで起用されており、絶品のクロスで味方に数多のアシストを提供している。
ティモ・ヴァーナー
ドイツ代表
RBライプツィヒ所属
FW
No.9
1996年3月6日生まれ(22歳)
ドイツ代表の前線を牽引することが期待される新星アタッカー。
圧巻のスピードを誇るスピードスターで、確かなシュートテクニックと決定力を併せ持つ秀才だ。
トーマス・ミュラーらと織りなす攻撃のなかで、彼が得点を量産できるかがチームの命運を握るかも。
ちなみに、シュトゥットガルトの下部組織出身で、岡崎慎司の通訳も務めたことがある河岸貴氏から指導を受けたこともある。
チチャリート・エルナンデス
メキシコ代表
ウェストハム・ユナイテッド所属
FW
No.14
1988年6月1日生まれ(30歳)
エジプト代表の「トレゼゲ」と同じく、愛称を登録名とするのはメキシコが誇る国際的スターのチチャリートだ。
175cmと体格は日本人と比べても小さく、童顔で端正な顔立ちからは怖さや迫力を微塵も感じさせない。しかし得点感覚は天性のもので、相手を一瞬にして奈落の底へ突き落す“必殺仕事人”的なストライカーだ。
メキシコ代表では昨年ハレド・ボルヘッティが記録した46点を上回り、歴代最多の得点者となった。クラブではマンチェスター・ユナイテッド、レアル・マドリー時代こそスーパーサブに甘んじたものの、レヴァークーゼンで連続二桁ゴールを達成し、その能力を証明している。
今季はケガもありウェストハムで苦しんだが、その鬱憤をここでぶつけたいところだ。
イルビン・ロサーノ
メキシコ代表
PSV所属
FW
No.22
1995年7月30日生まれ(22歳)
北米の雄メキシコ最高の若手で、各国のビッグクラブから熱い視線を送られるロサーノ。
パチューカで公式戦133試合41得点と活躍し、昨夏、本田圭佑と入れ替わりでオランダの名門PSVへ移籍したウィンガーは、国外1年目にして29試合17得点を記録。エールディヴィジ制覇の原動力となった。
彼の魅力は何といっても高い敏捷性と繊細なボールタッチを生かしたドリブルだが、数字で示したように決定力に優れ、左右両サイドでプレーすることができる。
まだ22歳と若いものの、コパ・アメリカ・センテナリオ、リオ五輪、昨年のコンフェデと国際舞台での経験は十分にある。今大会、大ブレイクの可能性がある一人だ。
ちなみにドラゴンボールが好きで、ゴール後に“フュージョン”のセレブレーションをしたことも。