立野ダム、今夏にも着工 22年度の完成目指す

立野ダムの建設予定地となっている白川。周辺では工事が既に進められている=17日、南阿蘇村、大津町

 国土交通省は17日、白川上流で建設を進めている国営立野ダム(南阿蘇村、大津町)本体について、今夏にも着工する方針を明らかにした。同日、同ダム工事事務所が現地で開いた住民との意見交換会の後、記者団の質問に答えた。着工は熊本地震の影響で約1年ずれ込んだが、国交省は当初の予定通り2022年度までの完成を目指すという。

 立野ダムは、白川と黒川の合流点の約1キロメートル下流に建設し、集水面積は阿蘇カルデラの内側約383平方キロメートル。熊本市の市街地など白川下流の洪水の予防や軽減を目的とする。1983年に事業着手し、地震前までは周辺の工事を進めてきた。

 高さ約90メートル、上部の長さ約200メートルのコンクリートダム。下部に約5メートル四方の穴を3カ所設け、普段は穴から水が流れるが、大雨時には自動的に水がたまり、下流に一度に流れる水の量を減らす。総事業費は約917億円。

 立野ダムに対しては、白川流域の複数の市民団体が反対や慎重姿勢を示しており、国や県に、反対派も交えた住民討論集会の開催を求めている。(丁将広、太路秀紀)

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