浦安鉄鋼団地の「U-ing」、浦安市の「鉄を使った工作教室」に協力 地元小学生らがスプーンづくり体験

 浦安鉄鋼団地協同組合(理事長・湊義明野村鋼機社長)に加盟する組合員企業の若手経営者・幹部社員で構成するU―ing(代表幹事・出口忠誠三誠商會社長)は15日、地元浦安市の郷土博物館で開催された「鉄を使った工作教室」に協力。地元小学生ら40人の親子連れが、スプーンやS字フックづくりに挑戦した。

 当日は「千葉県民の日」で、公立小学校や中学校は休み。今回、浦安市からの依頼に浦安鉄鋼団地協同組合が応じる形で実現した。

 浦安鉄鋼団地では、2年前に開催した「ゆ~ゆ~カーニバル」で、「鉄のワークショップ」と題してスプーンやS字フックの日用品製作、鉄の溶断・溶接体験ができるコーナーを設け、大盛況だった。その時に使用した素材、作業台や冶具、工具などの一部を郷土博物館に持ち込み、体験教室を開催。今回も定員を上回る盛況ぶりだった。

 出口代表幹事をはじめU―ingメンバーが指導にあたり、素材の状態からハンマーや工具を使って製作。参加した子どもらは黙々と作業に打ち込み、会場にはハンマーやヤスリをかける音が鳴り響いた。

 「鉄のワークショップ」は今年10月14日に開催される「ゆ~ゆ~カーニバル」でも再度開催する予定。形が変わっていく面白さや不思議さを体感しながら鉄を身近に感じ、親しんでもらう。

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