W杯、スウェーデンvs韓国戦!「注目すべき6人のタレント」

ワールドカップ5日目、第1試合で行われるのはスウェーデンと韓国の対決だ。

あのズラタン・イブラヒモヴィッチが抜けたものの、組織力を武器に勝ち上がり、プレーオフではイタリアを撃破したスウェーデン。

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一方韓国も、アジアの国として2大会ぶりに白星を獲得したイランに続き、ここで勝利を奪いたいところ。

この楽しみな対戦で注目してみたい6名の選手をピックアップした。

エミル・フォシュベリ

スウェーデン代表
RBライプツィヒ所属
MF
No.10
1991年10月23日(26歳)

ズラタン・イブラヒモヴィッチが抜けたスウェーデンで最も注目を集めている選手といえば、フォシュベリ(フォルスベリ)に違いない。

ドイツ・ブンデスリーガで旋風を巻き起こす新興クラブ、RBライプツィヒで中心的な役割を果たしているアタッカー。テクニックがあり、ミドルシュート、ドリブル、フリーキックと攻撃面での多才さが光る“10番”だ。

今シーズンは暴力行為で終盤に3試合の出場停止を受けてしまったが、逆に言えば休養は十分。アーセナルらビッグクラブが注目する優雅な司令塔、その活躍を見逃すな!

オラ・トイヴォネン

スウェーデン代表
トゥールーズ所属
FW
No.20
1986年7月3日(31歳)

直前の親善試合ではマルクス・ベリと2トップを組んで戦ったトイヴォネン。大型のストライカーであるが、実は今季のフランスリーグでは1得点も決めていない。

それでもレギュラーとして使われるのはもちろん理由がある。チームのためにプレーできる利他性があるからだ。ボディバランスに優れるため視野が広く、ゴールを狙いながら味方を使うこともできる。

しかしその一方で、トゥールーズのデュプラズ元監督は「彼ほど傲慢な人物はいない」と評しており、プレーが悪くても常に確固たる自信を持つ男だという。

ゴールは決めていないが、それでもプレーは何も変わらない。「W杯に行ったら皆オレに感謝するだろう」と言っていたというトイヴォネン、その力を証明できるか。

ジミー・ドゥルマズ

スウェーデン代表
トゥールーズ所属
MF
No.21
1989年3月22日(29歳)

トイヴォネンとともに所属しているトゥールーズは今季残留プレーオフに回り、アジャクシオとの2試合を5月末に終えた。

そこでゴールも決めた天才レフティ、ドゥルマズ。それからすぐに代表に合流しており、いい調子を維持しているという。

スピードもあるがアッシリア系らしい変化に富んだドリブルタッチが持ち味で、相手の裏を取るのが上手い。またミドルレンジからの決定力もあり、左右の足を問わず積極的にゴールを狙っていく。

ヴィクトル・クローソンと激しいポジション争いを演じており、トイヴォネンとベリ、高さのある2トップを生かすためには彼ら右ウイングのお膳立てが欠かせないはず。

もちろん、豪快なヒゲにも注目だ!

ソン・フンミン

韓国代表
トッテナム・ホットスパー所属
FW
No.7
1992年7月8日(25歳)

韓国代表は今大会アジアの中で活躍が期待されている国の一つであるが、その理由はソン・フンミンの存在があるからに違いない。

強豪クラブとしての立場を確固たるものにしたトッテナムで、前線の要の一人としての役割を果たしている。

世界でも珍しい「サイドに位置する点取り屋」に特化した選手であり、使い方がハマれば間違いなくワールドクラスだ。

プレミアリーグで2年連続2ケタ得点を決めたその決定力を、韓国代表は遺憾なく生かすことができるかどうか?

キ・ソンヨン

韓国代表
スウォンジー・シティ所属
MF
No.16
1989年1月24日(29歳)

韓国の中盤を締めるのはこのキ・ソンヨンだ。プレミアリーグで長くプレーしており、世界レベルのプレッシャーの中でも力を発揮する術を心得ている。

深いポジションからのゲームコントロール、正確なミドルパス。勢いがある選手が多い中で、そのリズムを変えられる存在だ。

3バックシステムではリベロで起用されるのだが、まだその役割でうまく行ったことがほとんどない。

今大会で韓国はどんなシステムを使ってくるのか?おそらく、それでキ・ソンヨンがやりやすいかどうかが勝敗を分けるだろう。

キム・スンギュ

韓国代表
ヴィッセル神戸所属
GK
No.1
1990年9月30日(27歳)

今回の韓国代表にはJリーグから4名が選ばれているが、その中でおそらくもっとも重要な役割を担うのが守護神キム・スンギュだ。

アジアでは強豪であるが、ワールドカップではどのチームと戦っても優勢を保つことは期待できない。そうなれば、ゴールキーパーの活躍は欠かせないポイントになるはず。

守りに入らざるを得なくなった時、キム・スンギュのセーブがいくつ成功するか?それが勝敗に直結するだろう。

ヴィッセル神戸の練習であのルーカス・ポドルスキとともにやっているのだから、前回大会よりもさらに成長した彼を見られるはずだ。

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