W杯、ベルギーvsパナマ!「見なきゃいけない6人の選手たち」

いよいよ開幕したワールドカップ。

ここでは、グループリーグGのベルギー対パナマ戦の注目選手を紹介する!

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ケヴィン・デ・ブライネ

ベルギー代表
マンチェスター・シティ所属
MF
No.7
1991年6月28日生まれ(26歳)

世界最高のMFのひとり。あのジョゼップ・グアルディオラ監督も称賛を惜しまないほどの圧巻のパフォーマンスを見せている。

類稀なるプレイビジョンの広さと空間把握能力を持つ天才。トップスピードの状態であっても、常に周囲の位置取りを確認しながら、左右両足でグラウンダー、ロブ、ライナーなどあらゆる球質のボールを使い分けて味方にチャンスを供給する。

そのクロスの精度・速度は世界一といえるはずで、もはやエグい。また、シュートも一級品だ。

先週、W杯直前にもかかわらず同僚MFヤヌザイにえげつないタックルを浴びせたことも話題に

エデン・アザール

ベルギー代表
チェルシー所属
MF
No.10
1991年1月7日生まれ(27歳)

世界最高のドリブラーのひとり。今大会には、10番キャプテンとして臨む。

高いドリブル技術、ボールコントロール、シュート、さらにはパスセンスを高いレベルで備える。体幹も強く身体能力もあるが、頭の良さもある選手でスペースに入り込む動き出し、動き直しの質は抜群。

ちなみに、写真左は弟のトルガン。アザールは4兄弟で、3男キリアンも4男エタンもサッカーをプレーしている。

ロメル・ルカク

ベルギー代表
マンチェスター・ユナイテッド所属
FW
No.9
1993年5月13日生まれ(25歳)

今大会に出場する怪物のひとり。サッカー界に君臨するフィジカルモンスター。

まるでプロレスラーのような肉体を持ちながら、身体能力も高い異次元のストライカーだ。弱冠16歳でプロデビューした元神童でもある。

圧巻のフィジカルで相手を吹き飛ばすだけでなく、見た目とは裏腹にトップスピードも速いため、もはやチートとさえいえる存在。また、意外に左足のクロスもなかなか巧い。

彼の体重は100kgとも噂されていたが、今大会のデータは190cm94kg。

パナマが誇る今大会の最重量選手、DFロマン・トーレス(188cm99kg)とのフィジカルバトルは楽しみ!

ロマン・トーレス

パナマ代表
シアトル・サウンダーズ所属
DF
No.5
1986年3月20日生まれ(32歳)

“マジンガー”の愛称を持つ怪力センターバック。

コロンビアリーグで約10年活躍し、2016年にシアトル・サウンダーズでMLS制覇を経験。パナマ代表では長年、重鎮バロイとコンビを形成し、同国の躍進を後方から支えている。

今大会の最終予選においては母国をワールドカップ初出場に導く決勝ゴールを決め、国民的な英雄となった。

そんな彼はアメフト選手を思わせる驚異的な肉体の持ち主で、大会前に発表されたFIFA公式データの体重はなんと99kg!大会「最重量」選手として大きく取り上げられた。

肉体勝負において、中南米ではほぼ無敵といっていいが世界ではどうか。このベルギー戦では、トーレス対ルカクの“超重量級対決”に注目だ。

ブラス・ペレス

パナマ代表
ムニシパル所属
FW
No.9
1981年3月13日生まれ(37歳)

コロンビアのククタ・デポルティーボ時代、南米一を決定するリベルタドーレスで大暴れし脚光を浴びたブラス・ペレス。

長身だが身体能力で勝負するタイプではなく、長い手足を自在に使い、常人では届かないようなボールを強引にゴールへねじ込んでくる特殊なストライカーだ。

パナマ代表ではデリー・バルデス兄弟の引退以降エースに君臨しており、昨日ドイツを撃破したメキシコから何度もゴールを奪うなど、同国歴代最多47ゴールを記録している。

ただそんな彼も現在37歳。スピードも運動量も低下し、はっきりいって衰えは否めない。今まさに下の世代に取って代わられるかどうかの瀬戸際にある。

だからこそ、最初にして最後になるであろう大舞台でどんなプレーを、どんな生き様を見せてくれるのか。彼の最後を見届けてほしい。

イスマエル・ディアス

パナマ代表
デポルティーボ・ファブリル所属
FW
No.10
1997年5月12日生まれ(21歳)

世代交代が急務のパナマにおいて、ディアスは次代を担うことが確実視される逸材だ。

15歳と4か月でプロデビューし、17歳でA代表に招集された“天才”アタッカーは、欧州の有名クラブから食指が伸びる中、18歳の時にFCポルトと契約。1年目からBチームで13得点を決め、2部リーグ優勝へと導いた。

万能タイプのFWであり、スラっとした体型でボールを吸い付くように扱う姿はエレガントそのもの。加えて欧州では力強さと決定力を身に付けてた。

今年の春先に負傷し大会への出場が危ぶまれたが、無事メンバー入りし21歳にして「10番」を背負うことに。大会前の親善試合では好プレーを見せており、本大会でも世界を驚かせるような活躍を期待したい。

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