2試合連続のブルペン・デー レイズが接戦制し被スイープ回避

【レイズ3-1ヤンキース】@ヤンキー・スタジアム

前カードのブルージェイズ3連戦をスイープしながらもヤンキースに3連敗を喫したレイズは、前日の試合に続いてブルペン・デーを実施。先発のウィルマー・フォントが期待以上のピッチングで5回途中まで74球を投げ、ヤンキース打線をアーロン・ヒックスの8号ソロによる1点のみに抑えると、その後は4人のリリーバーを繋いでヤンキースの反撃をシャットアウトし、3対1で勝利して4連戦の被スイープを回避した。

レイズのケビン・キャッシュ監督は「今日はフォントがチームの勝利のために大きな勢いをもたらしてくれた。我々が期待していたよりも長いイニングを投げてくれたからね」とフォントの好投を絶賛した。速球とカーブのコンビネーションでヤンキースの各打者を翻弄し、打たれたヒットは4本だけ。初回に二死から一、三塁のピンチを背負ったものの、このピンチを切り抜けたあとはピンチらしいピンチもなく、ヒックスに被弾して降板するまで4回2/3を投げ抜いた。

一方の打線はヤンキース先発のCCサバシアの前に10三振を喫したものの、2回表に4安打を集中させてカルロス・ゴメスのタイムリー二塁打とマット・ダフィーの2点タイムリーで3点を先制。その後は何度もチャンスを作りながらも追加点を奪うことはできなかったが、チャズ・ロー、セルジオ・ロモらリリーフ陣が最後までリードを守り抜いた。

好投したフォントは「5イニングを投げ切りたかった」とやや不満げな表情を見せたものの、「チームが勝つことができた。それが一番大事なことだよ」とチームの勝利には満足げ。「先発するのは気分が良いし、次はもっと多くの球数を投げたいね」と次回登板に向けて意気込んだ。

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