グアルディオラ流がイングランド代表を高みへ押し上げる シャビ「昨季シティは素晴らしかった」

マンCを率いるグアルディオラ photo/Getty Images

2010南アフリカ大会を制したスペイン代表、2014ブラジル大会を制したドイツ代表には1つの共通点がある。国内リーグでジョゼップ・グアルディオラが指揮を執っていたということだ。特に当時のスペイン代表はバルセロナでグアルディオラが実践していたサッカーをそっくりコピーしたようなところがあり、バルセロナで築き上げられたポゼッションサッカーが軸となっていた。

ドイツもグアルディオラが見せる0トップをテストしたことがあり、グアルディオラがバイエルンに植え付けたアイディアも確実にドイツ代表に活かされていた。元スペイン代表のシャビ・エルナンデスは、イングランド代表もその恩恵を受けることができるはずと期待している。今季グアルディオラはマンチェスター・シティを指揮してプレミア制覇を達成しており、そのプレイスタイルは世界的に大きな話題を呼んでいる。

英『Daily Mirror』によると、シャビは「昨季マンチェスター・シティは素晴らしかった。バルセロナのようなポゼッションサッカーを展開していたし、イングランド代表もその恩恵を受けると思う。例えばスターリングだ。彼は優れたタレントだが、ペップの下でより決定的になって異なるレベルになっている」とコメント。グアルディオラ流が代表チームに活きてくるはずとの見方だ。

実際イングランド代表監督ガレス・サウスゲートはグアルディオラがマンCでテストしていたように、サイドバックのカイル・ウォーカーを3バックのセンターで起用するなどアイディアを取り入れている。ペップ流でオプションが増えているのは明らかで、スペインとドイツに続くW杯制覇へ繋げたいところだ。

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