ストラットンが苦手克服? ジャイアンツ被スイープ回避

【ジャイアンツ4-1ドジャース】@ドジャー・スタジアム

通算6試合で防御率7.94とドジャースを苦手としているクリス・ストラットン(ジャイアンツ)が、日本時間6月18日に3連戦の被スイープ回避をかけた一戦に先発。ニック・ハンドリーの8号2ランで2点を先制してもらった直後の1回裏に二死一、三塁のピンチを背負い、暴投で1点を献上して周囲を心配させたものの、その後は見事に立ち直り、6回96球を投げて被安打3、奪三振3、与四球1、失点1(自責点0)という安定したピッチングで今季8勝目をマークした。

ストラットンは試合の早い段階で速球が本調子でないことに気付いていた。「今日は速球に頼らず、他の球種を織り交ぜていく必要があった」というストラットンはカーブやチェンジアップを駆使して打たせて取るピッチングを展開。1点リードの3回表にはブランドン・ベルトに12号2ランが飛び出し、リードが3点に広がったこともストラットンのピッチングを大いに助けた。開幕前には先発4~5番手扱いだったストラットンだが、先発投手陣に故障者が続出するなかでコンスタントに投げ続け、8勝と81イニングはチームトップの数字。苦手ドジャースを相手に好投したことにより、さらに頼れる存在へ成長を遂げたと言えそうだ。

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