大阪地震で修学旅行延期相次ぐ 県内公立中学校

 大阪府北部の地震で、神奈川県内の公立中学校が関西方面の修学旅行を延期する動きが相次いでいる。各教育委員会などによると、既に旅行中の学校から生徒のけがなどに関する情報は入っていないが、訪問先の変更を余儀なくされるケースも出ている。

 神奈川新聞社のまとめでは、京都や奈良などに向けて19日以降に出発予定の相模原、藤沢、茅ケ崎市の少なくとも計15校で延期が決定。相模原市教委は「余震の可能性や交通機関への影響がある」と説明、茅ケ崎市教委は「生徒の安全を確保するため」としている。大和市でも延期か中止にする学校がある。

 ただ、予定通り実施の方向で検討している学校もあり、対応は分かれている。

 県教委などによると、18日は計17校が関西方面に旅行中。同日出発の中学校が新幹線の運転見合わせにより小田原駅で一時足止めになったほか、広島に入る予定だった学校も急きょ、京都に宿泊先を変更した。

神奈川県庁

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