【MLB】イチローの「習慣」は「笑顔にさせてくれる」 仲間を“鼓舞”する姿が改めて話題

ロースターを外れ、会長付特別補佐に就任したイチロー【写真:Getty Images】

地元メディアが試合直前のダグアウトの動画を公開「イチローを愛してる!」

 マリナーズは17日(日本時間18日)の本拠地レッドソックス戦に3-9で敗戦。好調のチーム同士の4連戦を2勝2敗で終えた。地区首位のアストロズが11連勝という快進撃を見せているため、1.5ゲーム差に開いたものの、46勝26敗の貯金20で勝率も.639と好成績。会長付き特別補佐として、この強さを影から支えるイチロー外野手の試合前の“儀式“を地元メディアが称賛している。

 最近10試合で7勝3敗と好調を維持するマリナーズ。本拠地レッドソックス戦、敵地ヤンキース戦、敵地レッドソックス戦と強豪と激突する過酷な10連戦が1つのヤマ場になると見られていたが、2勝2敗のスタートとなった。レッドソックス相手に1点差ゲームを2つモノにするなど、その強さは本物と言えそうだ。

 そんなマリナーズを支えているのが、今季途中に会長付き特別補佐に就任し、チームに帯同しているイチロー。試合中はベンチに入れないものの、試合前には選手と一緒に練習をこなし、来季以降の“復帰“に備えている。開始直前にはダグアウトで欠かせない“儀式”も。それぞれの選手に合わせたルーティンを行い、相手を“鼓舞”しているのだ。

 元「シアトル・タイムズ」カメラマンで、現在はフリーの報道写真家としてマリナーズの試合を撮影しているリンジー・ワッソンさんは「イチローはいつも非常に派手で、習慣となっている試合前のダグアウトでの挨拶で笑顔にさせてくれる」という文言を添えて、動画を公開。そして、「我々は(まだ)イチローを愛している!」とも記している。

 イチローが新人王とMVPをダブル受賞し、マリナーズがメジャー史上最多タイの116勝を挙げた2001年以来のプレーオフ進出はなるか。今季はプレーしないことが決まった背番号51の存在は大きい。

(Full-Count編集部)

© 株式会社Creative2