諫早に第1野球場とスケボー場 来月1日供用開始 高校野球の公式大会行える規模

 長崎県諫早市が久山港埋め立て地(久山町)に整備中のスポーツ拠点施設の中核となる第1野球場とスケートボード場が完成し、7月1日から供用を始める。両翼100メートル、中堅122メートルを誇る第1野球場は、高校野球の公式大会が開催できる規模で、観客約7200人を収容できる。
 第1野球場は、フルカラーの発光ダイオード(LED)式スコアボードと一体となったバックスクリーンや人工芝の外野フィールドを備え、マウンドとバッターボックスには米大リーグで採用されている硬い土を使用した。事業費は17億3700万円。同野球場の供用開始に伴い、築67年の市営野球場(宇都町)は8月末で廃止される。
 スケートボード場は約750平方メートルの敷地に、ジャンプ台など六つの構造物を配置。事業費は約2800万円。第1野球場とスケートボード場そばの駐車場(260台)も利用できる。
 市は2016年度から、同埋め立て地の10・8ヘクタールに、二つの野球場などを備えた(仮称)久山港スポーツ施設整備事業に着手。第2野球場やサッカー場、芝生広場などは19年度の供用開始予定。総事業費見込みは約52億1800万円。

眼鏡橋をイメージしたメインスタンドの屋根が特徴の第1野球場=諫早市

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