ハートレー解雇の可能性は消滅か。レッドブル首脳「後任探す必要はなくなった」と発言

 レッドブルのモータースポーツコンサルタント、ヘルムート・マルコが、シーズン中にトロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーを解雇することを今は検討していないとコメントした。

 首脳陣はピエール・ガスリーとは異なり好結果を出せずにいるハートレーを早々に降ろすことを検討しているものの、現実的な後任が見つからずにいると伝えられてきた。

 マルコは、ハートレーを解雇する可能性はあったが今はその必要はないと考えていると、カナダGPの後に発言した。

「改善する傾向が見られなければ、代わりのドライバーを探す必要があった」とマルコはドイツのmotorsport-magazin.comに対して語った。

「だが、そういう状況ではない。ブレンドンはいま、力を発揮している」

 ハートレー自身は、解雇のうわさを否定し続けてきた。カナダGP後に発表されたインタビューで彼は、こういった報道がなされることは不愉快であるが、自分の仕事に集中し続けると述べた。

「この数週間、うわさ話がささやかれている」とF1公式サイトのビデオブログにおいてハートレーは語った。

「F1での将来についてうれしくない質問を受けた。いらいらするけれど、これも仕事のひとつだし仕方がない。自分では、すべての状況にうまく対応できていると感じる」

「僕は自分に課せられた仕事に集中している。週末ごとに強さを増していると感じているんだ」

「F1ではルーキーだから、週末を過ごすごとにF1の世界について理解を深めているところだ」

「次戦ポール・リカールに向けて、モチベーションは高い。流れを変えて、幸運に恵まれるよう、努力していくよ」

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