エンビプロHDが東証1部昇格、東証アローズで記念セレモニー 佐野社長「新たなスタート台〝器〟だけでなく中身も充実」

 鉄・非鉄スクラップ業を傘下とする持ち株会社、エンビプロ・ホールディングス(本社・静岡県富士宮市、社長・佐野富和氏)は18日、東京証券取引所に上場する株式が市場第2部から第1部の指定銘柄に昇格した。鉄・非鉄スクラップを主力事業とする企業の東証1部上場は初めて。18日は東証アローズで記念セレモニーが行われ、東証からの上場通知書の贈呈や佐野社長ら幹部による打鐘が行われた。

 セレモニー後、佐野社長は「東証2部に上場して約4年9カ月経過したが、この間に当社の事業構造は大きく変化した。変化を続けたことで、鉄スクラップ相場に左右されにくい事業構造になりつつある。また、さらなる成長につなげるべく『エンビプロ・サステナビリティ戦略』の策定を進めている。1部昇格は〝器〟であり、新たなスタート台に立てたと考えている。器だけでなく中身が伴うよう事業をしっかりと充実させていきたい」と抱負を述べた。

 なお、同社の株価は18日終値で825円だった。同社が東証2部に上場したのは2014年9月25日。

© 株式会社鉄鋼新聞社