藤沢の観光客6年ぶり減1648万人 台風と悪天候が影響

 藤沢市の2017年の観光客数が前年から216万人減となる1648万人となり、東日本大震災が起きた11年以来、6年ぶりに減少に転じたことが市の調査で分かった。夏場の天候不順や台風の影響で主要観光スポットへの来場者数が減ったことが、主な要因という。

 市観光シティプロモーション課によると、昨夏は台風5号の停滞と天候不良が長期間続き、市内3海水浴場の来場者数が激減。現在の計測方法となった1997年以降で最少を記録した。

 また10月には台風21号が直撃。花火大会が中止となったほか、高潮・高波の影響で江の島の観光名所である洞窟「江の島岩屋」も半年間、営業停止に追い込まれた。

 市は2019年の観光客数2008万人を目標に掲げている。同課は「20年東京五輪・パラリンピックへ向けて、再び観光客を増やしていきたい」と話している。

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