学校施設を点検 大阪北部地震で緊急措置 栃木県内

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学校施設の緊急安全点検でブロック塀を確認する宇都宮市職員=18日午後4時、宇都宮市中央本町の中央小

 大阪北部地震で登校中の女子児童が倒壊した小学校の塀の下敷きになり死亡したことを踏まえ、宇都宮市教委は18日、市内小中学校の施設の緊急点検と確認作業に着手した。19日まで全93校を点検する。県内ではこのほか佐野市や栃木市なども緊急点検を行った。

 宇都宮市は全校を12ブロックに分け、各1~2人で巡回。外周のブロック塀や大谷石、卒業記念碑などを目視し、亀裂や傾きなどをチェックする。同市は校内の草刈りや植栽の剪定(せんてい)、施設修繕などに取り組む「機動班」が市職員を中心に組織されており、この日は正午ごろから同班の約20人が作業に当たった。

 同市学校管理課によると、市内小中学校の外周は、植栽やフェンスが多く、東日本大震災で被害を受けた大谷石などの塀は、既に改修済みという。

 同市中央本町の中央小で作業をしていた職員らは、ブロック塀を押したり、つなぎ目に目を凝らすなどし、「思わぬ所に危険は潜んでいる。しっかりと点検し、児童生徒の安全確保に努めたい」と気を引き締めていた。

 佐野市教委は市内の全小中学校35校にブロック塀やコンクリート壁など学校敷地周辺部の現状確認を18日付で依頼、報告を求めた。

 栃木市教委は同日、市内44小中学校の施設のデータを確認、割り出した危険箇所の調査を19日から実施する。那須塩原市教委も、19日に予定している校長会議で校内施設の安全点検を呼び掛ける。

 野木町教委や茂木町教委も18日、町内の小中学校を巡回し、目視で危険箇所の有無などを確認した。

 一方、県教委は文部科学省からの通達を受け次第、市町に安全点検の実施などを通達するとしている。