F1由来のホワイトレター・タイヤ採用の『マセラティ・ギブリ・スカテナート』

 新生マセラティを印象付けたミドルサイズの4ドアスポーツサルーン『マセラティ・ギブリ』に、イタリア語で「解き放たれた」の意を持つスポーティな仕立ての限定車『ギブリ・スカテナート』が登場。6月14日から受注受付が開始されている。

 同社のフラッグシップである『クワトロポルテ』との近似性を持たせつつ、2013年に往年の名車の名前を冠して登場した『マセラティ・ギブリ』は、同社のエントリーモデル的な位置づけながら、3メートルにならんとするホイールベースに5メートル近い全長を誇る堂々たるアピアランスの持ち主。

 それでいて2トンを切る車両重量に、先のマイナーチェンジで350PS/500Nmまで増強された3リッターV6直噴ツインターボに8速ATを組み合わせ、マセラティの名に恥じないスポーツサルーンとしてのダイナミクス性能を有している。

 その『ギブリ』に設定された今回の限定車は、エクステリアカラーに純白の“ビアンコ”を採用。対照的にインテリアはブラックでまとめられ、スポーティさを強調した仕立てを特徴としている。

 車名の『ギブリ・スカテナート』を象徴する特別装備として、現在F1に公式サプライヤーとしてワンメイクタイヤを供給するピレリが製造した、F1用P ZEROタイヤの技術が駆使されたピレリ・カラーエディションのホワイトタイヤを装着。

 その個性的なラベル部に合わせるべく、鮮烈なブルーに塗装されたブレーキキャリパーを組み合わせ、20インチ・ウラーノ・ポリッシュ・ホイールも含めて強烈なパフォーマンスを印象づけるエクステリアとなっている。

 またインテリアでは、専用装備としてスポーツステアリングやシフトパドル、12方向電動調整式スポーツシートの機能装備を始め、ピアノブラック・インテリアトリム、ツーリング・パック、ドライバー・アシスタンス・パッケージを採用。

 さらにセンター・ダッシュボードには、マルチタッチ機能付きの8.4インチのタッチコントロール式高解像度ディスプレイを装備した最新のインフォテインメント・システムを備え、Apple CarPlayやAndroidAutoにも対応するなど、現代的な利便性も追求されている。

 また上記の『ギブリ・スカテナート』をベースに、フル・アダプティブLEDヘッドランプや、電動サンルーフ、ソフト・ドア・クロージャーにサラウンド・ビュー・モニターを採用した『ギブリ・スカテナート Plus Pack』も設定した。

 限定車であることを示すデディケーション・プレートも備えた『マセラティ・ギブリ・スカテナート』は、限定30台の導入で価格は980万円。同じく『マセラティ・ギブリ・スカテナート Plus Pack』が10台限定で1025万円となっている。

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