MotoGP:ロッシ、カタルーニャGPで3戦連続3位表彰台。「最終ラップまでペースを維持できた」

 バレンティーノ・ロッシ(モビスター・ヤマハ・MotoGP)が、スペインのバルセロナ・カタルーニャサーキットで行われたMotoGP第7戦カタルーニャGP決勝レースで3位表彰台を獲得した。シーズン4度目の3位入賞により、チャンピオンシップではトップのマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)に続く2番手につけている。

 第5戦フランスGP、第6戦イタリアGPと2戦連続で3位表彰台を獲得し、得意のコースのひとつであるカタルーニャサーキットに乗り込んだロッシ。予選では7番グリッドを獲得し、3列目から決勝レースに臨んだ。

「(土曜の)プラクティスセッション後は、僕よりもライバルたちの方が少しだけ速いと考えていたんだ。だけど、今朝(日曜)にはチームとともにセッティングを改善することができた。コーナリングもよくなり、速さも少し増したよ。ただ、充分にライバルに近づくことはできなかったんだ」

 オープニングラップからポジションを上げたロッシはアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ・チーム)の背後につき、序盤は4番手で周回を重ねる。そのドヴィツィオーゾは、9周目の5コーナーで転倒を喫しリタイア。これにより単独3番手に浮上したロッシは最後までそのポジションを守り、3位でチェッカーを受けた。

「ドビがミスをして、僕は表彰台を獲得することができた。昨年(2017年)はこのレースで苦労していたから、とてもうれしいよ。最終ラップまでペースを維持できた。それに、チャンピオンシップ2番手を守る大事なポイントも稼ぐことができたし、こういうことを続けていかないといけないよね」

 優勝こそ逃しているものの、ロッシはチャンピオンシップでランキング2番手につけている。トップのマルケスとの差は27ポイント。次戦オランダGPでは、ロッシは2017年に優勝を飾っている。カタルーニャでやや広げられたポイント差を、次戦で取り戻したいところだろう。

3番手に浮上後は一度もポジションを譲ることなく、3位でチェッカーを受けた

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