遠野アンテナショップ岐路 盛岡の「結いの市」

新鮮な野菜をはじめ、遠野の商品が豊富にそろう「結いの市」。抜本的な改革は待ったなしの状況だ=盛岡市本宮・イオンモール盛岡南

 遠野市の第三セクター、遠野ふるさと公社(理事長・本田敏秋市長)が盛岡市のイオンモール盛岡南店内で運営するアンテナショップ「結いの市」が岐路に立っている。開業以来12年間赤字経営が続き、売り上げも頭打ち状態。2017年度決算での累積赤字は8600万円に上る。遠野市は18日、市議会6月定例会で「観光情報発信の拠点であり、農家の重要な販路先」として公社による存続の意向を示したが、事業形態の在り方を含め抜本的な改革が急がれる。

 結いの市の在り方を巡っては同日、佐々木大三郎氏(市民クラブ)が一般質問。佐々木氏は「観光情報の発信基地としての役割はウェブ活用での代替も有効な時代」とした上で「農家を交えた採算性と貢献性の再検証が必要」とただした。

 これに対し、本田市長は「遠野への観光客は半数以上が盛岡圏域から来ている事実があり、結いの市は観光振興を推進する拠点だ。増えている新規就農者の販路を確保する意義もある」と述べた。

 結いの市は06年9月、イオン盛岡南の開業と同時に開店。遠野産野菜を毎日入荷するほか、どぶろくや乳製品など遠野を代表する産品が並ぶ。特設コーナーによる遠野の情報提供や、バスツアーの窓口としても機能する。

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