コローンがドミニカ共和国出身新記録の通算244勝目

【レンジャーズ6-3ロイヤルズ】@カウフマン・スタジアム

日本時間6月7日のアスレチックス戦で今季3勝目をマークし、フアン・マリシャルによるドミニカ共和国出身投手の最多勝記録(通算243勝)に並んだバートロ・コローン(レンジャーズ)が、日本時間6月19日のロイヤルズ戦で6回3失点と試合を作り、マリシャルの記録を塗り替えた。レンジャーズ打線は秋信守(チュ・シンス)の13号先頭打者アーチ、エイドリアン・ベルトレイの3号3ランなどで3回までに5点を先行し、コローンは3回裏に2点、4回裏に1点を奪われたものの、5回裏一死満塁のピンチはハンター・ドージャーに併殺打を打たせて脱出。90球で6イニングを投げ抜き、今季4勝目をマークしてメジャーリーグの歴史上、最も多くの白星をマークしたドミニカ共和国出身投手となった。

45歳のコローンは「殿堂入り選手(=マリシャル)を抜くことができて嬉しいよ」と大記録達成の喜びを口にした。「彼はドミニカ共和国出身であり、殿堂入りの名選手だからね。僕は神と家族に感謝している。彼らはいつも僕をサポートしてくれたし、こんなに長く現役を続けることができているのは彼らのおかげだから」とコローン。次なる目標はデニス・マルティネスによるラテンアメリカ出身投手の最多勝記録(通算245勝)の更新となる。「健康を維持することができれば、彼の記録を更新し、より多くの勝利を重ねていくことができると思う」と語ったコローンの現役生活はまだまだ続きそうだ。

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