攻守で魅せたDバックスが逃げ切り チームは40勝到達

【ダイヤモンドバックス7-4エンゼルス】@エンゼル・スタジアム

エンゼルスとの2連戦初戦を迎えたダイヤモンドバックスは初回からポール・ゴールドシュッミットの2ランなどで序盤から3点を取って試合の主導権を握る。最大6点差としてワンサイドゲームになると思われたが、エンゼルス打線の反撃に遭い、点差を縮められる。そしてチームの2番手として平野佳寿が登板し満塁のピンチを迎えるもセンターのジャロッド・ダイソンのファインプレーに助けられてピンチを切り抜けた。

この日のダイヤモンドバックスの先発はエースのザック・グレインキー。6月3勝目を目指してマウンドに上がり、3回まで無失点投球で上々の立ち上がりをみせた。エースを援護したい打線も4回の攻撃終了時まで6得点と奮起しチームに良い流れを呼び込んだ。しかし、4回の投球ではジャスティン・アップトン、アルバート・プーホルスに2者連続弾を浴びて2点を失った。それでもその後は立ち直ってイニングを消化していく。

7回のエンゼルスの攻撃。グレインキーは1死からコール・カルフーンにヒットを浴びたところで平野と交代となった。平野はヒットと四球で満塁のピンチを招き、打席を迎えたアップトンにはフォーシームを痛打され、あわや満塁弾かと思われたがセンターのダイソンが窮地を救う超ファインプレーをみせた。チームは1点こそ失ったが、最小失点で切り抜けたダイヤモンドバックスは8回にニック・アーメッドの一発で追加点を挙げて逃げ切りに成功した。

勝利したグレインキーは今季6勝目を挙げ、平野は20試合連続無失点と活躍を続けている。敗れたエンゼルスは相手を上回る12安打を放つも追いつくことができなかった。

© MLB Advanced Media, LP.