〔竜巻〕沖縄県伊江村で竜巻(JEF3)、空港格納庫の屋根が飛散するなどの被害(6/16発生)

16日09:30頃、沖縄県国頭郡伊江村東江上から伊江村西江前で突風が発生し、空港格納庫の屋根ふき材の一部が飛散するなどの被害が確認されました。
17日に沖縄気象台が現地調査を行い、被害や痕跡が帯状に分布していたことなどから、この突風を竜巻と判断しました。この突風の強さは風速約70m/sと推定され、日本版改良藤田スケールではJEF3に該当します。
なお、この突風の発生に際して、竜巻注意情報の発表はありませんでした。

◆用語解説「日本版改良藤田スケール」
竜巻やダウンバーストなどの突風の強さを、建物などの被害状況から簡便に推定する風速の尺度。従来の藤田スケールに代わり、日本の建築物等の被害状況から推定する「日本版改良藤田スケール」が2016年4月から導入され、JEF0からJEF5までの6段階で表される。JEF3は風速67~80m/s(3秒平均)で、木造住宅の上部構造が著しく変形または倒壊、鉄骨造倉庫の外壁材が浮き上がるまたは飛散、アスファルトがはく離・飛散するといった被害がみられる。

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