ついに日本代表がロシア・ワールドカップの初戦に挑んだ。相手は4年前に対戦し、4失点で敗北したコロンビアだ。
黄色い相手サポーターがスタジアムの過半エリアを埋める状況の中、やや緩い立ち上がりをしたコロンビアの間隙を縫った。
香川の裏へのパスに大迫が粘ってシュートに持ち込み、GKオスピナが弾く。それを香川が狙うと、カルロス・サンチェスがハンドでPK&レッドカードに。
PKを冷静に香川が決め、早い時間帯に先制点を奪うことに成功した。
しかし39分に長谷部のファウルからフリーキックを与え、キンテロが放ったグラウンダーのシュートから失点。1-1で前半を終えることになった。
やや動揺が感じられた日本であるが、後半は再び冷静さを取り戻す。コロンビアは怪我で出場が危ぶまれたハメス・ロドリゲスを投入するも、日本は彼のいるサイドを狙って攻めていく。
そして73分、途中出場の本田が蹴った左CKから大迫のヘッドが決まって2-1とリード。これをなんとか守って大会初戦を白星で終えた。
大会前には不安を覗かせた日本。試合中にもいくつか危ない部分はあったものの、それ以上に選手たちの前向きな姿勢と粘りが見られた90分だった。