上位進出も有り得るか?ポーランド対セネガルの採点表とマンオブザマッチ

グループリーグ(グループH)第1戦、ポーランド対セネガル。この試合に出場した両チーム全選手の採点とMOMは以下の通り。

試合結果

得点者

37分 オウンゴール(セネガル)
60分 ニアング(セネガル)
86分 クリホヴィアク(ポーランド)

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採点表

ポーランド

4-2-3-1

GK

5.0 ヴォイツェフ・シュチェスニ

DF

6.0 ミハウ・パズダン

5.5 チアゴ・チオネク

5.5 ウカシュ・ピシュチェク(83分out)

5.5 マチェイ・リブス

MF

5.5 ピオトル・ジエリニスキ

5.5 グジェゴシュ・クリホヴィアク

6.0 カミル・グロシツキ

5.0 ヤクブ・ブワシュチコフスキ(46分out)

5.0 アルカディウシュ・ミリク(73分out)

FW

5.5 ロベルト・レヴァンドフスキ

交代

5.0 ヤン・ベドナジェク(46分in)

5.0 バルトシュ・ベレシニスキ(73分in)

採点なし ダヴィド・コフナツキ(83分in)

寸評

セネガルが練ってきた対策の前に最後まで苦しめられた。失点はオウンゴールや予想外の形のものであったが、ゲーム内容的には「惨敗」という表現が適切か。

とにもかくにも、「心の拠り所」であるレヴァンドフスキのパスコースを全て分断されたことが最後まで響いた。

試合途中、ボランチが落として後ろ3枚に、さらには、3バックに変更して後ろ5枚でビルドアップ、ポゼッションを捨ててのサイドへの展開など、あらゆる手立てを試したが、いずれも結果には結びつかなった。

次戦は日本との初戦を落としたコロンビアが相手。お互いに「勝ち点3必須」の条件の中で行われる一戦となるが、今回改めて浮き彫りとなった課題をどのように修正するかに注目が集まる。

採点表

セネガル

4-4-2

GK

6.0 カディム・エンディアイ

DF

6.5 カリドゥ・クリバリ

6.5 サリフ・サネ

6.0 ムサ・ワグエ

6.5 ユスフ・サバリ

MF

7.0 イドリサ・グエイ

6.5 アルフレド・エンディアイ(87分out)

6.5 イスマイラ・サール

6.0 サディオ・マネ

FW

7.0 エンバイ・ニアング(75分out)

6.0 マメ・ディウフ(62分out)

交代

5.0 ムサ・コナテ(62分out)

5.5 シェイク・エンドイ(75分out)

5.5 シェイク・クヤテ(87分out)

寸評

「圧倒的な身体能力に組織が組み合わさったら、いずれは世界を獲る」と長年言われ続けてきたアフリカ諸国であるが、今大会のセネガルほどの可能性を感じたチームはそうそういないだろう。

「フィニッシャー役が不在」という大きな問題はあるものの、堅固な守備ブロックを形成してのカウンター、個々の破壊力とスピードを活かした攻撃は、ポーランドに幾度となく恐怖を与えた。

また、試合展開が変わるにつれて、戦術的変更をしきりに行ったシセ監督の采配も光った。

ポーランドがボールを回し始めた後半途中には、FWを一枚削り、中盤を三枚に。アンカーを配置するというシステム変更で、レヴァンドフスキ対策を強化、さらに相手ボランチへの圧力を復活させた戦術策は見事であった。このまま歯車が噛み合った状態が維持できるのであれば、ベスト8など上位進出も十分に考えられるだろう。

二戦目はコロンビアに金星を取った日本が相手。CBサネ、MFグエイが警告を一枚もらい、決勝点をマークしたニアングが負傷により交代するなど、不安要素が多少ある中での試合となるが、注目の一戦になることは間違いない。

MOM

7.0 エンバイ・ニアング(セネガル)

この試合での主役となったのはマネではなく、ニアングであった。

たしかに、決勝点となったゴールについては、「負傷によりピッチから出ていたニアングの復帰を認めた主審のタイミング」と「ニアングの存在に気付かずに自陣へ曖昧なバックパスをしてしまったクリホヴィアク」の合作的な要素が強い。

しかし、彼がゴール以外にも多大な貢献をしたことも忘れてはならない。

マネとのポジションチェンジを巧みに使い、中央や左サイドで基準点の一つになるだけではなく、抜群のテクニックとボールキープ力で攻撃に厚みを。さらに、守備でもポーランドのDF陣やボランチに圧力をかけ続けた。文字通り、セネガル攻撃陣で最も輝きを見せた男と評しても差し支えないだろう。

※出場時間が短かった選手は採点対象から除外
※10点満点の0.5点刻みでの採点
※MOM=マン・オブ・ザ・マッチ(最も印象的だった選手)
※採点者:カレン

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