シカゴでのWヘッダーは1勝1敗 逆転勝利とサヨナラ打で魅せた両試合

第1試合【ドジャース4-3カブス】

第2試合【ドジャース1-2xカブス (延長10回)】

前日の試合が中止となりリグリー・フィールドでダブルヘッダーが開催された。第1戦は前田健太が先発マウンドに立つも4回途中3失点で降板。その後、徐々に追い上げをみせたドジャースが最終回に逆転して勝利した。続く第2戦では両軍とも細かい継投で延長戦に突入するとカブスが無死一・三塁のサヨナラのチャンスをモノにしたことで両者の対戦は1勝1敗のドローに終わった。

まず最初に行われた第1戦では初回、ジョグ・ピーダーソンの先頭打者弾でドジャースが先制するも先発の前田が2回、クリス・ブライアントに逆転タイムリーを浴びてしまう。その後もアンソニー・リゾーにも打たれて3失点となった前田は4回途中で降板した。その後は細かい継投でイニングを乗り越えてきたドジャースは最終回に意地をみせる。先頭のオースティン・バーンズが四球で歩くとその後は2死一・二塁とチャンスを広げ、打席に立ったカイル・ファーマーがカブス5番手、ジャスティン・ウィルソンからツーベースを放ち4対3と逆転に成功した。最後は守護神、ケンリー・ジャンセンが締めてチームは勝利した。

続いて行われた第2試合ではマイク・モンゴメリーとリッチ・ヒルによる投手戦が展開され、5回まで両軍とも無得点で試合が進んだ。均衡を破ったのはドジャースで6回、2死二塁からバーンズのタイムリーで先制。このまま連勝かに思われたが、7回のカブスの攻撃でカイル・シュワーバーに同点ソロが飛び出して試合は再び振り出しに戻り、そのまま延長戦となった。

延長10回、カブスはドジャース打線に攻められ2死満塁のピンチを迎えるもこれを切り抜けた。そして直後の攻撃ではブライアントがスリーベースで出塁すると無死一・三塁のチャンスをつくり、最後はアルバート・アルモーラJr.がドジャース5番手、ブロック・スチュワートから劇的なサヨナラ打を放って試合を決めた。これで今ダブルヘッダーは1勝1敗の引き分けに終わり、2試合合わせ7時間超の激闘を演じた両軍は各地区制覇のためにまた新たな戦いに挑んでいく。

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