絶好調トラウトが逆転タイムリー エンゼルス接戦制す

【ダイヤモンドバックス4-5エンゼルス】@エンゼル・スタジアム

エンゼルスは1点ビハインドの5回裏に2つの死球とデービッド・フレッチャーのヒットで一死満塁のチャンスを作り、絶好調のマイク・トラウトを打席に迎えた。トラウトは本拠地エンゼル・スタジアムに詰めかけた地元ファンの期待に応え、低めのカッターを見事に捉えてセンターへの逆転タイムリー。センターのジャロッド・ダイソンから内野への返球が悪送球となり、一気に三者が生還した。エンゼルスは6回裏に不振のコール・カルフーンに2号ソロが飛び出し、9回表にポール・ゴールドシュミットに16号2ランを浴びたものの、1点差で逃げ切り。5対4で接戦を制し、好リリーフのキャム・ベドロージアンに今季4勝目が記録された。

球界屈指のスター選手であるトラウトが今まさに絶好調だ。直近37打席で凡退したのは7度だけであり、打率.696(23打数16安打)、4本塁打、11四球(うち4敬遠)、出塁率.778と驚異的な数字が並ぶ。シーズン通算の23本塁打とOPS1.158は両リーグトップの数字であり、四球数(64)は三振数(60)を上回っている。「打つべき球を待っているだけだよ。そういう球が来なかったら四球を選べばいいのさ」と涼しい顔で語るトラウト。「僕にとって、ストライクゾーンを無理に広げているときは調子が悪いときなんだよ」と語ったが、裏を返せば、四球をしっかり選び、打つべき球を確実に仕留めている現在は絶好調ということなのだろう。

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