死球合戦による警告試合 ジャイアンツが先行逃げ切り

【マーリンズ3-6ジャイアンツ】@AT&Tパーク

ジャイアンツは初回にバスター・ポージーの5号ソロで先制すると、2回裏にゴーキーズ・ヘルナンデスの8号2ランなどで3点を追加。4回表にJTリドルのタイムリー三塁打とブライアン・アンダーソンのタイムリー二塁打で3点を返されたものの、5回裏にアレン・ハンソンとヘルナンデスのタイムリー二塁打で2点を追加してマーリンズを突き放した。ジャイアンツ先発のデレック・ロドリゲスは5回3失点と試合を作り、今季2勝目をマーク。6回以降はタイ・ブラック、マーク・マランソン、ウィル・スミス、サム・ダイソンの無失点リレーで逃げ切った。

ジャイアンツはマーリンズ投手陣に死球をぶつけられる試合が続き、前日の試合では9回表に同点打を放ったルイス・ブリンソンがハンター・ストリックランドと口論を交わすなど、両軍は不穏なムードに包まれていた。ストリックランドが自身の不甲斐ない投球に腹を立ててドアを殴り、骨折により戦線離脱というニュースが流れるなか始まった一戦は、戦前の予想通りに報復死球合戦となり、2回表にブリンソンが死球を受けた際に警告試合が宣告された。

2回裏にはマーリンズ先発のダン・ストレイリーが初回に先制弾を放ったポージーにぶつけ、ストレイリーとドン・マティングリー監督が退場に。その後、4回表にはデレク・ディートリックも死球を受けた。ロドリゲスはブリンソンへの死球について「走者が二塁と三塁にいたから、犠牲フライを打たれないように内角を攻めた。それが少し内に入ってしまっただけだよ」と故意であることを否定。ポージーは自身が受けた死球について「本当のところはわからないけど、故意であるようには見えた」と語った。両軍の対戦は明日も続くが、不要な死球により故障者が出ないことを祈るばかりだ。

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