「エジプト王」はどこへ?ロシア対エジプトの選手採点と寸評

グループリーグ(グループA)第2戦、ロシア対エジプト。この試合に出場した両チーム全選手の採点とMOMは以下の通り。

試合結果

得点者

47分 オウンゴール(ロシア)
59分 チェリシェフ(ロシア)
62分 ジュバ(ロシア)
73分 サラー:PK(エジプト)

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動画ハイライト

選手採点

ロシア

4-2-3-1

GK

6.0 イーゴリ・アキンフェエフ

DF

6.5 イリヤ・クテポフ

6.5 セルゲイ・イグナシェヴィチ

7.0 マリオ・フェルナンデス

6.5 ユーリ・ジルコフ(86分out)

MF

6.5 ユーリ・ガジンスキー

6.5 ロマン・ゾブニン

6.5 アレクサンドル・サメドフ

7.5 デニス・チェリシェフ(74分out)

6.0 アレクサンドル・ゴロヴィン

FW

7.5 アルチョム・ジュバ(79分out) 

交代

5.5 ダレル・クジャエフ(74分in) 

5.5 フョードル・クドリャショフ(79分in)

採点なし フョードル・スモロフ(86分in)

寸評

この試合から復帰したモハメド・サラーを封じ、PKの一点のみに抑えた守備力がこの試合でも光った。

ジュバがスタートから出場したことでターゲットが明確になり、「困った時はジュバに」というシンプルな攻撃が、エジプト守備陣に予想以上のダメージを与えることに成功。勝利を決定づけた3点目もDFラインからジュバにロングボールを放り込み、それを彼がパワーとテクニックで結果に結びつけたものであった。

大会前の大方の予想を裏切り、早々とグループリーグ突破を“ほぼ確実”なものにしたホスト国には今後も注目だ。

選手採点

エジプト

4-2-3-1

GK

5.0  ムハンマド・アル・シャナーウィ

DF

5.0 アリ・ガービル

6.0 アハマド・ヘガジ

5.0 ムハンマド・アブドゥルシャフィー

5.5 アハマド・ファティ

MF

5.5 ターリク・ハミド

5.5 モハメド・エルナニー(64分out)

6.0 トレゼゲ(68分out)

5.5 アブドゥラー・アル・サイード

6.0 モハメド・サラー

FW

5.5 マルワン・モフセン(82分out)

交代

5.5 アームル・ワルダ(64分out)

5.5 ラマダン・ソビヒ(68分in)

採点なし マフムード・カハラバ(82分in)

寸評

「エジプト王」ことモハメド・サラーがようやく初お目見えとなったが、彼の持ち味を消すロシアの守備に真価発揮とはならず。

試合途中、ポジションを右から中央に移してバイタルエリアでボールを受け取った場面やスピードに乗ったカウンター時では多少の輝きを見せたが、試合の展開までをも変えるには至らなかった。

ウルグアイとの初戦では高いパフォーマンスを見せていた守備もこの試合では綻びを見せ、ロシアのワントップに起用されたジュバに最後の最後まで手を焼いた。

MOM

7.5 アルチョム・ジュバ(ロシア)

開幕戦で豪快なヘディングを決めた男が、この試合では先発起用。チェルチェソフ監督の期待に応える「二戦連続弾」をマークして、スモロフからエースの座を再び奪い返した。

今大会の参加選手の中でもかなり大柄な部類(196cm)に入る彼が入ったことで、ロシアの攻撃はそこをターゲットにする攻撃のパターン化に成功。

ジュバ自身もポジションを落としてのポストワークやヘディングでのフリックオンでパスの流れを作るなど、ゴール以外でも多大な貢献を見せた。

その類稀なるパワーは今後も対戦国の脅威になりそうだ。

※出場時間が短かった選手は採点対象から除外
※10点満点の0.5点刻みでの採点
※MOM=マン・オブ・ザ・マッチ(最も印象的だった選手)
※採点者:カレン

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