いよいよ開幕したワールドカップ。
ここでは、グループリーグF第2節のウルグアイ対サウジアラビア戦の注目選手を紹介しておきたい!なお、ウルグアイは第1節でエジプトに1-0で勝利、サウジは0-5でロシアに敗れている。
ルイス・スアレス
ウルグアイ代表
バルセロナ所属
FW
No.9
1987年1月24日生まれ(31歳)
今さらスアレス?と思われるかもしれないが、ウルグアイの浮沈はやはりこの男にかかっている。
エジプト戦はよもや彼が大ブレーキとなった。前回大会で“噛み付き事件”を起こしたスアレスにとって復活の舞台であったが、すこぶる動きが鈍い。複数回の決定機を全て逃してしまい、辛勝の原因となってしまった。
どんな時でも憎たらしいほど勝負強さを発揮してきた不動のエースも31歳。単なるコンディションの問題かそれとも肉体の衰えか…。
サウジ戦の彼の出来は、ウルグアイの今大会の結果を占うものとなる…そんな可能性もありそうだ。
カルロス・サンチェス
ウルグアイ代表
モンテレイ所属
MF
No.5
1984年12月2日生まれ(33歳)
スピードと運動量が武器のダイナモ的なMF。
技術的には平均的だが長い距離を何度も往復するタフさがある。また、常に首を振り、周囲の状況を確認するのも特徴でポジショニングに優れ、思考速度と動き出しの早さも魅力である。
タバレス監督はエジプト戦で若いナンデス、デ・アラスカエタを両サイドに起用したものの、彼らは期待に応えられなかった。
2014年に29歳にして代表へ呼ばれた遅咲きのMFは、スアレスとカバーニの“最強2トップ”を輝かせる最高の脇役になれるだろうか。
タイシル・アル・ジャーシム
サウジアラビア代表
アル・アハリ所属
MF
No.17
1984年07月25日(33歳)
テクニックに優れたサウジアラビアの司令塔。ウサマ・ハウサウィとともにこのチームの重鎮的存在である。
トップ下、サイドハーフ、ボランチと様々なポジションでプレーすることが可能で、繊細なキープから決定的なパスを送りつつ、自ら得点も狙っていくオールラウンダーだ。
年齢的にも最後のワールドカップ。少なくともいい形でこの大会を締めくくるために、必死で向かってくるだろう。
サーラム・アル・ドサリ
サウジアラビア代表
アル・ヒラル所属
MF
No.18
1991年08月19日(26歳)
名門アル・ヒラルの下部組織で育った機動力に優れるドリブラー。スピードに乗った突破、そして広い動きが特徴だ。
盟友ナワフ・アル・アビドが今回のチームに不在であるため、ピッチを動き回ってキレを見せるのは彼の役割だ。
タイシル・アル・ジャーシムとともに2列目からの攻撃を作り出す彼は、サウジアラビアが勝利を狙うならば必ず活躍しなければならない選手である。