アフリカを代表するタレント軍団と前評判はそれなりに高かったが、19日にポーランド代表を2-1で撃破したセネガル代表は想像以上に強かった。アフリカ人選手特有の身体能力はもちろんだが、これまでアフリカ勢の弱点とされてきた組織力も申し分ない。ポーランドが攻めに出てきた時には中盤の厚みを増す交代策で凌ぐなど、FIFAランクとは関係のない実力の差がポーランドとの間にあったように思える。
英『Squawka』は、セネガルがグループH突破最有力になったのではないかと取り上げている。初戦で勝ち点3を取ったのだからベスト16行きが近いと言われるのは当然だが、それ以前にグループHの中で実力が頭1つ抜けているのではないかとの評価だ。
セネガルは第2戦で日本代表と対戦するが、同メディアは「セネガルは早い時間帯のレッドカードもあってコロンビアを撃破した日本に勝てると確信しているだろう」と伝えており、戦力的に日本を大きく上回っているとの見方を示している。コロンビア戦の波乱を見るとワールドカップの戦いは何が起きても不思議はなく、予想通りに進むことは少ない。ただ実力差で見るならセネガルが有利との評価だ。
セネガルのスピードと個の能力は日本を大いに苦しめるはずだが、勝ち点3同士の戦いを制するのはどちらか。
