ジャンボニンニクはいかが 売り込め!新ブランド品

 佐世保市や市内の農家は、ジャンボニンニクを市の新たなブランド品にしようと取り組んでいる。6年前から栽培する重尾町の田崎次郎さん(38)は収穫を終え、7月の出荷に向け乾燥作業を続ける。年々改良を加え「今年は収穫量が多かった」と笑顔を見せる。
 ジャンボニンニクは通常の4~5倍の大きさ。滋養強壮に効果がある成分が多く含まれる一方、独特のにおいは少ないという。
 収穫後は変色を防ぐため、光を遮断した倉庫内で保管する。梅雨時期はカビが発生しやすいため、扇風機を使って入念に乾燥させる。
 例年の収穫量は乾燥させた量で700キログラムほどだが、今年は約800キログラムはあるという。田崎さんは「品質は年々よくなっている。加工品を開発するなどして売り出したい」と語った。

ジャンボニンニクの乾燥具合を確かめる田崎さん=佐世保市重尾町

© 株式会社長崎新聞社