茨城町・葵小でIT教室 人型ロボに動作を指示 端末使いプログラミング

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人型二足歩行ロボット「NAO」のプログラミングを体験した児童=茨城町長岡の町立葵小

茨城町立葵小(同町長岡)で20日、人型二足歩行ロボットを使ったプログラミング教室が開かれた。4年生児童55人が参加、ロボットにダンスをさせたり、しゃべらせたりした。厚生労働省の若年技能者人材育成支援事業の一環で、情報技術(IT)に親しみ将来のIT人材育成につなげるのが目的。

「NAO(ナオ)」と呼ばれる人型ロボは25個の関節があり、さまざまな動きを指示でき、会話ができる。タブレット端末を使い、プログラミングを行う。無線LAN「Wi-Fi」を媒介して操作する。

児童は8班に分かれて、人型ロボにしゃべらせる内容を入力。うれしさや悲しさを表現する動きを指示した。45度ずつ回転させたり、前進させたりする動きを付ける児童もいた。授業の最後に8班がそれぞれロボットを動かし成果を発表した。コミカルな動きを見せると、教室は爆笑に包まれた。

厚労省のITマスターに認定されているソフトウエア制作会社「ユニオータス」(水戸市)の社長、佐藤俊秀さんが講師を務めた。「グループで話し合って構成を決めるので協調性が重要。動きを説明するプレゼンテーション力も必要になる」と授業の利点を強調していた。

奥谷咲南(さな)さん(9)は「プログラミングは少し難しかったが動きを覚えさせることができて楽しかった」と感想を話していた。米川順子校長は「プログラミング的な思考能力は子どもに重要だ。人型ロボットは動機付けのツールとして最適と思う。ほかの学年にも受けさせたい」と希望していた。

この事業を担当する県職業能力開発協会によると、昨年度は県内3校で実施。本年度は10校程度で展開する計画。

7月29日に県南地区の児童を対象に常総市で開く「めざせ!キッズマイスター」でもプログラミング教室を開く。10月には水戸市でも予定している。(清水英彦)