経産省、インドとの鉄鋼対話を来月中旬に初開催

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 経済産業省とインド鉄鋼省は来月中旬に両国間の鉄鋼対話を初開催する。経産省とインド鉄鋼省は昨年10月に両国間の鉄鋼対話を定期開催することで合意済みで、開催時期を詰めていた。対話では両国間の経済情勢や鉄鋼貿易について意見交換するほか、鉄鋼の能力過剰問題についても話し合う。インドは昨年、粗鋼生産量が初めて1億トンを突破。2030年には3億トンに引き上げる計画を掲げる。経産省は、中国に次ぐ鉄鋼生産大国に成長しつつあるインドとの対話は、世界鉄鋼業の持続的発展を模索する上でも意義深い場になるとみている。

 来月17日に東京で開く方向で調整中。対話には両国鉄鋼メーカーの幹部も出席する。

 対話での議題は調整中だが、両国間の鉄鋼貿易を中心に意見交換するもよう。鉄鋼の能力過剰問題を協議している「グローバル・フォーラム」についても意見を交わす予定。

 インドは現在、輸入鉄鋼製品を対象に強制規格制度を設けている。こうしたインドの非関税措置も議題にのぼる見通し。また、鉄鋼業の省エネや製品開発に関する技術について意見交換する場も設ける方向。

 経産省は現在、欧州連合(欧州委員会)、中国、韓国、台湾、タイ、インドネシアとの間で鉄鋼対話を定期開催している。これにインドとの対話が加わるかたち。主要鉄鋼生産国・地域との対話は、貿易摩擦の未然回避にとどまらず、能力過剰問題など世界鉄鋼業の共通課題の解決を探る上でも重要な場となる。