JR九州 在来線大幅減便 車両変更で混雑解消

 JR九州が3月のダイヤ改正に伴い在来線を大幅減便し、九州各自治体からの復活要請にも応じなかったことに関し、西川佳祐長崎支社長は20日の定例記者懇談会で、車両変更によって一定、混雑解消が図られたと現状報告した。
 通勤や通学で不便になったとの指摘を踏まえ、4月に社員が乗車調査した結果について、西川支社長は「現状の輸送力で賄え、増便には至らないと判断した」と説明。混雑時に、ドアが多く乗降しやすいタイプの車両に切り替えたことで「今は大きな不満の声は寄せられていない」としながらも「お客さまの利便性が著しく低下しないよう引き続き利用状況を把握し、できることは対応したい」と述べた。

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