ジャイアンツが逆転勝利 6回裏5得点のビッグイニング

【マーリンズ5-6ジャイアンツ】@AT&Tパーク

マーリンズ先発のホゼ・ウーレイナの前に5回まで無得点に封じられていたジャイアンツは、1点ビハインドの6回裏に打線が爆発。無死一、二塁のチャンスでブランドン・ベルトがエンタイトル二塁打を放って同点に追い付くと、一死満塁となってマック・ウィリアムソンの内野ゴロの間に勝ち越しに成功。さらにハンター・ペンスとゴーキーズ・ヘルナンデスのタイムリーで3点を追加し、一挙5得点のビッグイニングとなった。先発のデレク・ホランドは7回表に走者を2人出したところで降板したものの、7回途中3失点の力投で5勝目をマーク。マーリンズは最終回に1点差まで詰め寄ったが、あと一歩届かなかった。

ジャイアンツのブルース・ボウチー監督はウーレイナのピッチングを見て「右打者には攻略が難しい」と感じ、「左打者が彼を攻略していかなければならない」と考えていたという。指揮官の予想通り、左打者のジョー・パニックとベルトが逆転劇の口火を切り、チームを勝利へ導く形となった。試合の流れが大きく変わった6回裏、パニックはライトへのヒットを放って無死一、二塁とチャンスを広げ、続くベルトが同点タイムリー二塁打。ここからジャイアンツの猛攻がスタートした。虫垂炎からの復帰後、14打数2安打の不振に陥っていたベルトだが、今日の試合では同点打を含む4打数3安打の活躍で打率は再び3割台(.305)に。自己ベストのシーズンを過ごす左打者の活躍でジャイアンツは勝率5割復帰に王手をかけた。

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