明治機械と東洋アルミ、太陽光発電モジュール用軽量架台を共同開発

 明治機械(本社・東京都千代田区、社長・中尾俊哉氏)は18日、東洋アルミニウム(本社・大阪市中央区、社長・山本博氏)と太陽光発電用の超軽量モジュール『HANEモジュール』架台を共同開発する、と発表した。明治機械が17年11月販売した「接着架台工法・エスノンホール」のコンセプトを基に、東洋アルミが販売する超軽量モジュール「HANE」の架台を共同で開発していく。架台は年内の販売を予定。中期的な事業規模としては、年間売上高10億円が目標。

 東洋アルミの超軽量モジュール「HANE」は、パネル1枚当たり重量が8キロ(モジュール面積1・32平方メートル)と超軽量なことが特長。「接着架台工法・エスノンホール」と組み合わせることにより、平方メートル荷重は約10キロと超軽量にとどまる。

 このため荷重を懸念し、設置を断念していた屋根への太陽光発電設置が可能になる。加えて、アンカーボルトの打設ができないスラブ厚の少ない屋根などにも対応できる。接着工法の採用で、従来の施工方法では設置が不可能な数多くの屋根にも設置が可能になる。

 共同開発品は「88折板」、「陸屋根」の屋根形状に対応。1平方メートル当たりモジュール重量は6・06キロ、架台が4・34キロで、合計10・40キロ。10枚当たりの架台重量は60キロ、10枚当たり面積が13・81平方メートル。

 今後も、事業で使う電力全量の再生可能エネルギーを目指す国際組織「RE100」をはじめとする自家消費などの新たなニーズに対応すべく、日本再生可能エネルギー持続的発展貢献していく方針。

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