熱戦が続くロシア・ワールドカップ。
ここでは、グループリーグC第2節のフランス対ペルー戦の注目選手を紹介しよう!
なお、フランスは第1節でオーストラリアに2-1で勝利、ペルーはデンマークに0-1で敗れている。
ウスマヌ・デンベレ
フランス代表
バルセロナ所属
FW
No.11
1997年5月15日生まれ(21歳)
ドルトムント時代には香川真司をも驚嘆させた天才アタッカー。
名門レンヌの最高傑作としてデビューすると、いきなり初戦から全てのプレースキックを任されたという逸話を持つ。
テクニックとスピードを非常に高いレベルで併せ持ち、対峙するDFとしては厄介極まりない相手だ。
そして、完全なる両利きといえるほどどちらの足からでも鋭いキックが飛んでくるのだからたまらない。さらに左右両足でセットプレーも蹴る。
本人曰く、どちらかといえば左利きとのこと。ただし、PKを右で蹴るのは、シュートは右のほうが巧く打てるかららしい。ちなみに、利き手は左のようだ。
第1戦では本領を発揮できず。あんなもんじゃないはずだ。
バンジャマン・パヴァール
フランス代表
シュトゥットガルト所属
DF
No.2
1996年3月28日生まれ(22歳)
今回のフランス代表のなかでは最も無名かもしれないが、ディディエ・デシャン監督から厚い信頼を寄せられるユーティリティ。
オーストラリアとの第1戦では怪我のジブリル・シディベに代わって先発起用された。
本来はボランチながら、両サイドバックとセンターバックもこなせる使い勝手のよい選手。チームでの登録もDF。
186cm76kgと非常に細身で動きに切れ味はあまりないものの、フィジカル、テクニック、スピード、空中戦など様々なものを備え、穴のないパフォーマンスを見せる。
シュトゥットガルトではCBとして通したスルーパス動画が話題になり、今夏はアーセナルなどへの移籍も噂されている。
クリスティアン・クエバ
ペルー代表
サンパウロ所属
MF
No.8
1991年11月23日生まれ(26歳)
ペルー代表の攻撃の舵取りをするアタッカー。
かつては「ペルーのウォルコット」などとも評されたが、南米らしい駆け引きとテクニックを武器に、ブラジルの名門サンパウロで10番を与えられるまでに成長した。
代表でもゲレーロと共にガレカ体制をけん引する一人である。しかしデンマーク戦では彼のPK失敗がチームの勢いに影を落とし、痛恨の敗戦を招く結果となった。
試合途中に涙を流すなどかなり落ち込んでいたがあれから数日。気持ちを切り替えられているかが、この試合の注目ポイントだ。
アンドレ・カリージョ
ペルー代表
ベンフィカ所属
FW
No.18
1991年6月14日生まれ(27歳)
デンマーク戦でも何度も右サイドをえぐったアタッカー。
この試合では同サイドのアドビンクラも髪を染めていたため紛らわしかったが、派手なオレンジ色のスパイクを履いていたのがカリージョだ。
ポルトガル3強のスポルティングで活躍し、2016年に同じリスボンを拠点とする宿敵ベンフィカへ禁断の移籍。今季はイングランドのワトフォードでプレーした。
彼の武器はスピードを生かしたドリブル突破で、細いところでもスパスパと軽やかにすり抜けていく。フランス相手にもその本領を発揮できるだろうか。