セネガル監督の奇抜な“パフォーマンス”

By 太田清

アリウ・シセ監督(ゲッティ=共同)

 サッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会のセネガル代表チーム監督、アリウ・シセさん(42)が、19日のポーランド戦の試合中に見せた激しいジェスチャーが話題を呼んでいる。顔の前で何かをつかむかのように両手を動かしたり、右手の拳を上下に動かしたりした動きがテレビにとらえられ、SNSには「何の戦術だろうか」など多くのコメントが寄せられた。

 

 英BBC放送などもシセさんのジェスチャーを伝え、ガーディアン紙(電子版)は、ファンはシセさんの「激しい戦術的指示」に魅了されたと面白おかしく報じた。 

 セネガルは24日、日本と対戦するが、シセさんは「日本戦はタフな試合になると思う」と語っていた。日本との試合ではシセさんの“パフォーマンス”にも注目が集まりそうだ。 

 シセ監督は元セネガル代表のサッカー選手で、2002年の日韓共催W杯でW杯に初出場したセネガルチームのキャプテンを務め、セネガルのベスト8進出に貢献した。13年から23歳以下代表を率い、15年に代表監督に昇格した。 

 02年、西アフリカのガンビア沖で1800人以上が犠牲となったフェリー沈没事故では、少なくとも親族9人を失っている。 (共同通信=太田清)

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