20日、イングランドサッカー協会(FA)が負傷者情報を更新。発表された負傷者は、同代表の指揮官を務めるガレス・サウスゲイト監督だった。
18日に行われたロシアW杯のグループG第1節で、チュニジアと対戦したイングランド。苦戦を強いられたが、ハリー・ケインの劇的弾でなんとか勝利を収め、白星発進を決めた。現在、次戦のパナマ戦へ向けて調整中のイングランド代表だが、20日はトレーニングがオフだったようだ。選手やスタッフら各々が自由に過ごす中、サウスゲート監督はランニングをしてオフを過ごしていた。その際、まさかの右肩を脱臼。急遽治療を受ける事態に陥った。
FAの公式サイトによると、腕を固定したサウスゲイト監督は「我々の周りには、トップクラスの医療チームがいるのでラッキーだった。おかげで大丈夫だよ。彼らのオフを台無しにしてしまったが、華麗なサポートがあったからね」とコメント。さらに「今後は、ゴールを祝えなくなってしまうかもしれないね」などのジョークを飛ばしていた。
大勢の観客がスタジアムへ駆けつけるW杯では、たくさんの声援が飛び交う。そのため、指揮官は声だけでなく、大きな身振りや手ぶりで指示を飛ばす姿が見受けられる。右腕を動かせないサウスゲイト監督は、少々不利な立場に立たされてしまったかもしれない。