北・東日本で高温傾向 暖かい空気が優勢 気象庁1か月予報

1か月予報(6月23日~7月22日の平均気温) 出典=気象庁ホームページ

 気象庁は21日、向こう1か月の予報を発表した。暖かい空気に覆われやすく、北・東日本は気温が高くなりそうだ。特に北日本と北陸は、7月上旬にかけて気温が平年よりかなり高くなる見込み。

異常天候早期警戒情報 この先、平年に比べて気温がかなり高くなると予想される地域 出典=気象庁ホームページ

 週別の気温予想によると、1週目(23日~29日)は東・北日本で、2週目(30日~7月6日)は、北・東・西日本で気温が高くなる見通し。中でも、北陸は26日(火)頃から、東北や北海道は28日(木)頃からの1週間ほどは、気温が平年よりかなり高くなる予想だ。このため、気象庁は北陸、東北、北海道に「高温に関する異常天候早期警戒情報」を発表して、農作物の管理等に注意するよう呼びかけている。

1か月予報(6月23日~7月22日の日照時間) 出典=気象庁ホームページ

 また、東日本の太平洋側は、前線や湿った空気の影響を受けにくいため、向こう1か月の降水量は平年並か少なくなりそうだ。月末以降は、東・西日本の太平洋側を中心に、平年に比べて高気圧に覆われやすく、盛夏に先駆けて晴れる日が多い可能性がある。

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