デンマーク対オーストラリアで知っておくべき4選手!先発起用濃厚のベテランも注目

早いものでワールドカップはグループリーグの第2戦に入った。

これまであまりサッカーを見る機会が少なかった者でも、この時期ばかりはワールドカップに関心を抱いているはずだ。

海外の日本代表最新情報、Jリーグ超ゴールはこちら

しかし、その一方で耳にするのが「どの選手に注目したらいいかわからない…」、「有名選手はさすがに知っているけどそれ以外は…」という声だ。

【総力特集】ワールドカップ最新情報はこちらから

そこで、ここでは各試合ごとに焦点を当て、「名前を知っておいて損はない」注目のワールドカップ選士たちを紹介していきたいと思う。

ここまで「記事で紹介されていた選手が実際に活躍していた!」との好評も頂いているが、引き続き皆さんの期待に応えられれば幸いだ。

筆者が今回取り上げるのはグループCの第2戦、デンマーク対オーストラリアのカードからこの4人。

これさえ読めば、今日からあなたは周囲から一目置かれる“サッカー通”になれるかもしれない。

ユスフ・ポウルセン

デンマーク代表
ライプツィヒ所属
FW
No. 20
1994年6月15日(24歳)

大会開幕と同時に自身の誕生日を祝ったポウルセンだが、グループリーグ初戦のペルー戦で決勝点をマークし、チームにも大きなプレゼントを授けた。「今、デンマークで最もノっている男」は彼かもしれない。

デンマークと言えば、サイドアタッカーのスピードを活かした攻撃が代名詞だった。だが、現在は司令塔エリクセンを軸にしたパス交換が目立つチームと変化しており、そのスタイルの中で活きるのがポウルセンのような万能型だ。

長身でありながらスピードとテクニックを兼ね備え、ボールを触りながらリズムを作っていく近代型のアタッカーで、ペルー戦での決勝点ではGKとの1対1において冷静さも見せた。

オーストラリアとの試合でも「崩し役兼フィニッシャー役」という両役が期待されるだろう。

ラッセ・シェーネ

デンマーク代表
アヤックス所属
MF
No.19
1986年5月27日(32歳)

ペルー戦では中盤の要であるクヴィストが故障するアクシデントに見舞われた。

だが、そこでチームが崩れなかったのは、その代わりに投入されたシェーネが評価に値する働きを見せてくれたからだ。

第二戦でそのシェーネらが対峙するオーストラリアは、予選突破後にファン・マルワイクが監督に就任したことは有名な話だ。

そして、この監督交代で、中央を締める守備ブロックの構築と各ポジションでのスライドが非常にスムーズになり、俗に言う「簡単には崩せないチーム」となった。フィジカル能力にも優れ、スタ―揃いのフランス攻撃陣も手を焼いたことも記憶に新しいだろう。

そこでデンマークに必要となってくるのが、「前線に的確なタイミングでパスを打ち込む能力」と「自ら攻め上がり危険地帯に侵入して攻撃に変化を付ける力」であり、まさにシェーネの得意ジャンルだ。

チームの核であるエリクセンともアヤックス時代にプレーしていた時からの好連携が期待でき、この思わぬ形でのベテランMFの抜擢が功を奏するかもしれない。

マシュー・レッキー

オーストラリア代表
ヘルタ・ベルリン所属
FW
No.7
1991年2月4日(27歳)

フランスとの初戦では堅い守備からのカウンターでいくつかのチャンスを作ったが、そこで重要な役割を任されていたのが、「背番号7」を背負い右サイドを疾走するマシュー・レッキー。

昨季途中にヘルタ・ベルリンに加入した後は、日本代表MF原口元気とポジション争いを行い、その原口から「ポジションを奪った選手」というイメージも一部のサッカーファンにはあるだろうか。

個人技で局面を打開できる選手が少ないオーストラリア代表において、まさに彼は攻撃のキーマン。

スピードを活かした突破力が魅力的な選手だが、それだけではなく得点力まで備えており、デンマークの左サイドを脅かす存在になる可能性は十分あるだろう。

トレント・セインズバリー

オーストラリア代表
グラスホッパー所属
DF
No.20
1992年1月5日(26歳)

あのフランスを一時的には追い詰めたオーストラリア。

最終的には、ポグバの“偶発的”なゴール(後にFIFAがオウンゴールに訂正)で敗戦を喫したものの、大金星まで寸前のところまで迫った。

彼らが予想を上回るパフォーマンスを見せた理由はいくつかあるが、その最大の要因の一つと言えるのが、4バックの中央で冷静な対応をし続けたセインズバリーの存在があったからだ。

大会屈指の破壊力を秘めるフランス攻撃陣からの被害を最小限度に抑えたその守備は、デンマークにもストレスを与え続けるだろう。

お知らせ

この度、Qolyでも連載経験のあるフリースタイルフットボーラーパフォーマーのtatsuya氏と共にYouTubeチャンネルを開設しました。

「二人の個人的な主観に基づき、ホットな話題や今後のサッカー界などについて徹底討論。メディアが言えない事にも、何も恐れず突っ込みます」という気構えでやって参ります。

ワールドカップ期間中には日本代表対戦国の攻略情報、Qolyで配信するニュースの深堀なども予定しているので、ワールドカップ観戦のお供にチャンネル登録して頂けると幸いです。

© 株式会社ファッションニュース通信社