フランス映画の最新作や話題作などを上映する「フランス映画祭 2018」が21日、横浜・みなとみらい21(MM21)地区で開幕した。同地区でオープニングセレモニーが開かれ、是枝裕和監督や女優の常盤貴子さんらが登場し、来場を呼び掛けた。
映画「万引き家族」で、第71回カンヌ国際映画祭の最高賞を受賞した是枝家督は、「僕はこれまでフランスの映画人に育てられてきた。この映画祭も、制作者がお客さんからエネルギーをもらって、次の作品に向き合う機会になれば」とあいさつ。フェスティバル・ミューズの常盤さんは着物姿で登場。得意なフランス語で、レッドカーペットを歩く監督や俳優らを出迎えた。
同映画祭は1993年に横浜で誕生。その後、東京に会場を移して続いてきたが、今年、日仏交流160周年を記念して13年ぶりに横浜に舞い戻った。期間中、計15作品が上映され、女優らによる特別講義も開かれる。24日まで。