ロータス、サーキット走行の知見を活かした究極のロードカー『エキシージ スポーツ410』発売

 ロータスカーズ日本正規販売輸入総代理店のエルシーアイは6月22日より、ロータス・エキシージシリーズにおけるニューモデル、『ロータス・エキシージ スポーツ410』を発売する。
 
 ライトウエイトスポーツカーメーカーの老舗として知られるロータスは今回、サーキット走行を重視したエキシージCUPシリーズで得た知見を活かした究極のロードカーとして、『エキシージ スポーツ410』を世に送り出す。
 
 クーペとロードスターの2タイプが用意された新型モデルは、前述のCUPシリーズで鍛えられたシャシーを採用するが、3段階調整式ナイトロン製ダンパー、フロントとリヤに標準装備されるアイバッハ製アンチロールバーを備えることによって、クラス最高水準を誇る完成度がより高まっているという。
 
 最低乾燥重量がわずか1054kgという車体に搭載されるパワートレインは、水冷式インタークーラー一体型3.5リッターV6スーパーチャージャーエンジンに、クロスレシオの6速マニュアルトランスミッションおよびオイルクーラー、大型クラッチの組み合わせとなる。その最高出力は416PS/7000rpm、最大トルクは410Nm/2500-7000rpmだ。また動力性能は0-100km/h加速が3.4秒、最高速度は290km/h(クーペ)とアナウンスされた。

 
 ライトウエイトスポーツカーならではの卓越したハンドリング性能をより引き立たせるエアロダイナミクスでは、グリル開口部の幅が広くなったことで空力性能が向上。ハンドリングバランスと高速走行時の安定性を維持するために、CFDモデリングと風洞テストを徹底して行った結果、最大150kg(フロント60kg、リヤ90kg)のダウンフォース獲得に成功したという。

 そのなかでも標準装備のカーボン製フロントスプリッターと、フロントクラムパネルに追加されたエアカーテン、さらに大型のアルミ製リヤディフューザーといったエアロパーツがエキシージ スポーツ410のダウンフォース向上に大きく貢献している。
 
 インテリアはカーボンファイバー製スポーツシートのほか、アルカンターラ素材のステアリングホイール、素早いシフトチェンジが可能なオープンゲート式マニュアルシフトレバーがレーシーなイメージを演出する。オプションの“インテリア・カラー・パック(5色から選択)”により、トランスミッションコンソール、HVAC周り、カーボンシート・アイレットおよびパワーウィンドウ・ベゼルを鮮やかに彩ることも可能だ。

 クーペとロードスターの2タイプが選べるエキシージ スポーツ410はいずれも6速MTのみの設定で、価格は両タイプとも1398万6000円(税込)。なお、デリバリー開始は2018年11月を予定しているという。

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