22日（金）は東北から九州北部にかけて広く梅雨の晴れ間となる見込み。東・西日本は真夏日のところがあり、厳しい暑さとなりそうだ。
　関東は内陸で気温が上がりやすく、東京の予想最高気温は29℃で7月中旬頃の気温の予想だ。被災地の大阪は地震後初めての真夏日の予想で、復旧作業は熱中症に警戒が必要となる。

被災地大阪は晴れて真夏日に　暑さに注意

　22日（金）は梅雨前線が伊豆諸島南部や種子島、屋久島付近を通って、東シナ海へのびている。前線が離れる本州は東北から九州北部にかけて晴れて気温が上がる見込み。
　大きな地震のあった大阪は地震後初めての真夏日の予想で、復旧作業はこまめな水分補給や休憩をとって熱中症に警戒が必要となる。周囲の人でお互いの声掛けが大切となる。
　大阪では23日（土）は再び雨となる見込みで、雨への備えは出来る範囲で、金曜日のうちに行うと良さそうだ。

奄美・種子島・屋久島は激しい雨のおそれ

　前線が停滞する九州南部・奄美は局地的に激しい雨の降る恐れがあり、雷や突風にも警戒が必要となる。
　一方、北海道は上空の寒気の影響を受けて、道北・道央などは雷雨に注意が必要となる。梅雨前線が離れる沖縄は、梅雨明けが近そうだ。（沖縄の梅雨明けの平年値は6月23日頃）

全国的に7月並みの気温に

　北海道から九州南部にかけて平年の気温を上回るところが多く、関東甲信や西日本は真夏日の予想だ。急な暑さで体調を崩さないように、熱中症への対策が必要だ。

22日の予想最高気温（前日差）
札幌　25℃（＋3℃）7月中旬並み
仙台　29℃（＋2℃）真夏並み
新潟　26℃（±0℃）平年並み
金沢　28℃（＋2℃）7月中旬並み
東京　29℃（＋5℃）7月中旬並み
名古屋　31℃（＋4℃）7月中旬並み
大阪　31℃（＋5℃）7月中旬並み
福岡　30℃（＋1℃）7月上旬並み
那覇　31℃（±0℃）平年並み
（気象予報士・崎濱綾子）