不明の小学生発見、お手柄警察犬 ビーフジャーキーで表彰

 行方不明になっていた神奈川県大和市内の小学生の男児(10)を発見したとして、大和署は21日、県警鑑識課の警察犬2頭と担当者2人を表彰した。2頭にはビーフジャーキーが贈られた。

 同署によると、17日午後5時ごろ、男児が自宅を出たが、戻らなかったことから同8時ごろに家族が同署に通報。同署からの派遣要請を受け、同課警察犬係の太田豊警部補(44)と澤田拓士巡査部長(31)が、それぞれシェパードの「アイル」(メス、5歳)、ラブラドルレトリバーの「バリー」(メス、8歳)と共に同10時半ごろから捜索に加わった。

 自宅付近や河原周辺、防犯カメラに子どもの姿が写っていた場所の周辺を捜索し、約1時間後に自宅近くの駐車場で男児を見つけた。当時は署員50人以上が役割分担して捜索しており、太田警部補らは「連携がうまくいった」などと話した。

 同署によると、男児は母親にしかられて家を出て1人でいたとみられ、事件性はないという。

表彰を受けたアイルと太田警部補(左)、バリーと澤田巡査部長 =大和署

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