〔霧島山(新燃岳)〕4月以来の爆発的噴火、噴煙は2600mまで上昇(6/22)

宮崎・鹿児島県境の霧島山(新燃岳)で、22日09:09頃に爆発的噴火が発生しました。噴煙高度は火口上2600mに達し、弾道を描いて飛散する大きな噴石も火口から1100mに達しています。噴火は5月14日14:44頃以来39日ぶり、爆発的噴火は4月5日03:31頃以来78日ぶりとなります。
福岡管区気象台・鹿児島地方気象台は、3月15日に発表した噴火警戒レベル3(入山規制)を継続し、新燃岳では今後も同程度の噴火が発生する可能性があるとして、火口から概ね3kmまでの範囲では弾道を描いて飛散する大きな噴石に、火口から概ね2kmまでの範囲では火砕流に警戒するとともに、火山灰や空振などに注意するよう呼びかけています。

■降灰が予想される地域(気象庁、22日15:00まで)
【やや多量】
※厚さ0.1mm~1mmで、火山灰が降っているのが明らかに分かり、路面表示が見えにくくなる状態。傘やマスク等で防灰対策をして、車は徐行運転を心がけて。
・宮崎県 :小林市
・鹿児島県:霧島市

【少量】
※厚さ0.1mm未満で、火山灰が降っているのがようやく分かり、地面にうっすら積もる状態。
・宮崎県 :宮崎市、都城市、高原町
・鹿児島県:曽於市、伊佐市、さつま町、湧水町

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