長崎県南島原市口之津町の県立口加高(狩野博臣校長、239人)で19日、「乳幼児ふれあい体感事業」があり、生徒が母子との触れ合いを通じて命の大切さや育児の苦労、喜びを学んだ。
12日と合わせて、2日間で計3回実施し、市内の3~8カ月の乳児と母親計7組が協力。1年生71人が参加した。
生徒は乳児をあやしながら質問。母親たちは「伝い歩きなど、できることが増えていく。『人間ってすごいな』と毎日思う」「35歳を超えた高齢出産だった。『子どものいない人生もまあいいかな』と考えていたが赤ちゃんを授かり、胎内でわが子が蹴ると、生きている感覚が伝わってうれしかった」などと答えた。
林駿平さん(15)は弟や妹の世話以来、数年ぶりに乳児に触れたといい、「母親たちの話を聞き、育児の大変さを再認識した。抱っこすると赤ちゃんが喜んでくれて、とにかくかわいくて癒やされた。自分も将来父親になったら子育てをしっかりやりたい」と話した。
母親の苦労 体感 南島原 口加高生、乳児と触れ合い
- Published
- 2018/06/22 11:12 (JST)
- Updated
- 2018/12/10 15:46 (JST)
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